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番組ブログ

2022.12.10(土)2022年12月3日(土)「つながroomFive」 熱海運送㈱代表取締役 佐藤友美さん①

「運送業」というと男性が多いイメージがありますが、運送業でも男女関係なく活躍している企業が郡山市にあります!
今回は、郡山市 熱海運送㈱代表取締役 佐藤友美さんにご登場いただき、誰もが働きやすい職場環境について伺いました。

Q佐藤社長は、熱海運送の代表になって(2022.11.28現在)どれくらい経つのですか?
 
佐藤社長)今年2022年6月に父が会長になり、私が社長に就任しました。まだ社長になって3、4カ月位です。

Q実際にご自身が社長になってみていかがですか?

佐藤社長)副社長として5年間経験を積んできたのですが、“社長になったらこうなりたい”という気持ちが沢山あってここまで来たので、やっと自分のやり方ができるようになったと思います。

Q幼いころから、社長になることは決まっていたのでしょうか。

佐藤社長)いいえ。私は長女として生まれて、普通に結婚してお嫁に行くという考えで育ってきました。それに学校も音楽大学を卒業してピアノの先生をしていたので、運送業という全く関係ない仕事に就くことになりました。震災後の離婚をきっかけに、ピアノの道を諦め実家の運送会社を継ぐことになりました。

Qピアノの先生と運送業では畑違いの職種ではありますが、抵抗は無かったのでしょうか。
佐藤社長)もちろん、最初はありましたよ。運送業は男社会で、私はそれまで芸術の道を歩んできたので。ただ、幼い頃から祖父母の背中を見てきたので。何となくではありますが、運送業はどういう雰囲気なのかということは感じていました。ですので、全く知らないところからではありませんでした。

社長になる前に、副社長として働かれた期間がありましたね。

佐藤社長)はい。弊社は男性しかいない世間一般的にイメージされるような運送会社ではあったんですが、私や常務である母も女性であるため、女性にチカラがある雰囲気だと感じていました。私としても、元々女性ドライバーを増やしていきたいという想いがあったので、自然とそこから女性が増えていきました。

熱海運送の経営理念「男女とも働きやすく 自己表現できる職場環境」は、佐藤社長が決められたのですか?

佐藤社長)そうです。跡継ぎとして会社に入った時は、今とは真逆の環境でした。そのため、いずれ私が社長になった時、「どんな社内にしたいか」ということをイメージして少しづつ変えていきました。女性をターゲットに働きやすい環境にしていきたい、という気持ちが強く、そういった理念を考えました。

佐藤社長は、お子様がいらっしゃると伺いました。そういったことも職場環境を変えていきたいという想いに繋がっているのでしょうか?

佐藤社長)はい、今高校生と大学生の娘がいて、私自身がシングルマザーなので、シングルマザーで子育てを頑張るお母さん達が活躍できる場を作っていきたいという想いが強いんだと思います。

実際に社長になって、どんな職場に変わってきていると感じていますか?
佐藤社長)色んなグループがある中で、必ず女性を1人は入れるようにしています。女性が中心になって動くことで、周りの男性の方々もより協力して動くようになり上手く回るようになったと感じています。

手ごたえを感じているのですね!最近は「男女平等」という言葉を耳にしますが、運送業のようにまだまだこれからの職場もあります。そんな中、佐藤社長は、ご自身の経験を踏まえて、環境を変えていくことに力を入れていらっしゃいます。
次回は、実際に佐藤社長の下で働く女性ドライバーさんの声をお届けします。

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