番組審議会報告
「放送番組審議会」とは、放送法に基づいて、放送番組の適正を図るため、全ての放送事業者(テレビ局・ラジオ局)に設置を義務づけられている審議機関です。 審議会は、放送事業者の諮問に応じて答申や意見を述べ、事業者はこれを尊重し、必要な措置を取るよう定められています。 ラジオ福島では、1959年以来放送番組審議会を設け、 現在原則毎月1回開催、有識者の方々から番組に対する貴重なご意見を頂いています。
第540回・2023年9月
9月のラジオ福島放送番組審議会には篠木雄司委員ら3人の委員が出席し、会社側からは花見政行社長ら3人が出席しました。また、委員2人は書面で参加しました。
審議会ではまず花見社長が今年12月1日にラジオ福島が開局70周年を迎え、感謝祭や公開生放送を計画していることを報告しました。また、現在防災キャンペーンを展開している中、
福島市と喜多方市に防災自動販売機を設置することも報告しました。続いて、会社側が来月10月からの番組編成について報告しました。
ラジオ福島では土曜日の午後1時から2時間のワイド番組「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー」を放送します。
サンドウィッチマンの伊達さんはサラリーマン時代を県内で過ごしたこともあり、番組ではふくしま応援のコーナーも予定されています。また、同じく土曜日の午後8時からは1時間のトーク番組「アルコ&ピース D.C.GARAGE」を放送します。
いわき市出身のアルコ&ピース、平子祐希さんがラジオ福島のレギュラー番組に初登場します。
番組試聴は「朝ゼミエフ~日日是好日」を聴きました。「朝ゼミエフ」は月曜日から金曜日の朝の通勤時間帯に、ちょっとした学びの時間を提供する本編5分のレギュラー番組で、このうち金曜日は「朝ゼミエフ~日日是好日」と題し、
三春町福聚寺住職で芥川賞作家の玄侑宗久さんが毎回1つのキーワードをもとに独自の切り口でトークを繰り広げます。試聴した放送は8月11日の「月おくれ」と8月18日の「忘れる」で、委員の皆さんからは「放送だけでなく、学校で流しても良いくらいの内容だった。
興味が湧き、ポッドキャストで過去の放送も聴いた。玄侑さんの法話も聴きたくなった。」「これだけの内容を話せる人はなかなかいない。いい番組で意味のある番組だと感じた。」
「玄侑さんの軽妙なトークで、安心して聴ける番組だと感じた」「高校生がインタビューして高校生が答えるという、とても面白い企画で、テンポも良く聞きやすかった。」という意見が出された一方、
「効果音やBGMなど、メリハリのある演出があると、より学生らしい明るい雰囲気を表現できたのではないか。」などといった意見も寄せられました。
過去の番組審議会報告
番組審議会委員