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番組ブログ

2022.01.29(土)つながroomFive 1月15日・22日(土)放送「NPO法人相馬救援隊 中澤巧さん」

2022年1月15日・22日の放送は、
NPO法人相馬救援隊 中澤 巧(なかざわ こう)さんにご登場いただきました。

相馬救援隊は、2011年3月11日、震災や原発事故で被災した方々への支援活動、また、馬との暮らしや地元の馬事文化を未来に繋いでいくことを目的にスタートし、相馬藩主家の子孫である相馬 行胤さんが立ち上げたものです。
現在は、引退した競走馬のセカンドキャリアを築くための活動を中心としています。今の相馬救援隊のメンバーは3人で、馬術競技会場になっている南相馬市「馬事公苑」を拠点に活動しています。

Q引退した競走馬に対して、どのようなトレーニングをしているのでしょうか。

中澤さん)相馬救援隊での馬のトレーニングは、市民の方に馬と触れ合っていただけるよう、色んな事に対応するためのトレーニングを日々行っています。トレーニングを重ね、地元の祭事である相馬野馬追に参加する馬もいます。また、地元の人と馬との関りを築くための活動や 馬を借りたい人と馬を繋ぐ役割も担っています。

Q馬のトレーニングで大切にしていることは、どんなことですか。

中澤さん)馬のトレーニングでは、“ホースマンシップ”という、馬の基本性質を理解して馬との自然なコミュニケーションを重視した調教方法を取り入れています。
馬は、草食動物で臆病なところがあります。そういった馬の性質を私たち人間が考えてあげて、馬と上手く向き合っていくことが大切だと思っています。

Q中澤さんが相馬救援隊で活動するようになったきっかけを教えてください。

中澤さん)私の出身は茨城県。なぜ南相馬に移り住んで活動しているかというと、相馬救援隊の活動に共感したことがきっかけでした。元々、私は、大学を卒業後、競走馬を育成する仕事をしていました。ですが、馬に関わる仕事をする中で、一度違う世界を見てみたいという想いが芽生え、一度は馬と関係のない仕事に就いたことがありました。馬と離れてみて、改めて“馬の仕事に就きたい”という気持ちが芽生えていた時、相馬救援隊を立ち上げた相馬 行胤さんと出会い、“引退競走馬の保護をする活動”をしていることを知りました。過去の競走馬を育てる仕事の中では、競走馬を引退した後のことを考えることがありませんでしたが、相馬救援隊の活動で、「引退した後は、馬生を全うできる馬たちは少ない」という現実を初めて知りました。全ての馬たちを救うことはできませんが、自分が競走馬を育てる仕事で馬たちから恩恵を受けていた分、今度は自分が馬たちに恩返しがしたいと思い、相馬救援隊で活動することを決めました。

Q中澤さんは、今も含めて長い期間馬と携わっていますが、どんな風に感じていますか。

中澤さん)馬の平均寿命は27年程といわれていて、私が馬に関わってきた仕事の年数は馬の寿命に程遠いものです。まだまだ未熟で、これからという気持ちがあります。

Q相馬救援隊に入って、具体的にどんな活動をしてきましたか。

中澤さん)相馬救援隊の活動として、南相馬市の事業の一環で、馬事公苑内で普段から市民の皆さんが馬と触れ合える機会を作ることや、地元の馬事文化振興を図ってきました。また、馬事文化を未来へ繋ぐための活動として、地元の小学生を対象とした相馬野馬追講座や乗馬体験、馬との関り方を学ぶ「ホースマンシップ講習」を行ってきました。

Q相馬救援隊では、今、観光客向けにも活動されていますね。

中澤さん)そうです。観光客向けに、南会津町の団体とタッグを組んで、南会津町のモニターツアーの一部に町内の山間を馬に乗ってトレッキングをする内容を盛り込んで行いました。

Q馬と携わる活動を通して、新たに見えてきたものはどんなことでしょうか。

中澤さん)競走馬を育成する仕事をしている時は、馬を速く走らせて勝たせることができるようになる事を考えてきました。ですが、相馬救援隊で引退競走馬に携わるになり、この馬は何に向いているのか?(乗馬体験なのか、それとも他のことか)、それぞれの性格を考えて馬と対話しながら育成していくことが大切だと感じるようになりました。

Q中澤さんにとって、馬はどんな存在ですか。

中澤さん)馬は、人生のパートナーであり、私にとってなくてはいけない存在です。

 

Q馬のトレーニングで大切にしていることは、どんなことですか。

中澤さん)馬のトレーニングでは、“ホースマンシップ”という、馬の基本性質を理解して馬との自然なコミュニケーションを重視した調教方法を取り入れています。
馬は、草食動物で臆病なところがあります。そういった馬の性質を私たち人間が考えてあげて、馬と上手く向き合っていくことが大切だと思っています。

Q中澤さんが相馬救援隊で活動するようになったきっかけを教えてください。

中澤さん)私の出身は茨城県。なぜ南相馬に移り住んで活動しているかというと、相馬救援隊の活動に共感したことがきっかけでした。元々、私は、大学を卒業後、競走馬を育成する仕事をしていました。ですが、馬に関わる仕事をする中で、一度違う世界を見てみたいという想いが芽生え、一度は馬と関係のない仕事に就いたことがありました。馬と離れてみて、改めて“馬の仕事に就きたい”という気持ちが芽生えていた時、相馬救援隊を立ち上げた相馬 行胤さんと出会い、“引退競走馬の保護をする活動”をしていることを知りました。過去の競走馬を育てる仕事の中では、競走馬を引退した後のことを考えることがありませんでしたが、相馬救援隊の活動で、「引退した後は、馬生を全うできる馬たちは少ない」という現実を初めて知りました。全ての馬たちを救うことはできませんが、自分が競走馬を育てる仕事で馬たちから恩恵を受けていた分、今度は自分が馬たちに恩返しがしたいと思い、相馬救援隊で活動することを決めました。

Q中澤さんは、今も含めて長い期間馬と携わっていますが、どんな風に感じていますか。

中澤さん)馬の平均寿命は27年程といわれていて、私が馬に関わってきた仕事の年数は馬の寿命に程遠いものです。まだまだ未熟で、これからという気持ちがあります。

Q相馬救援隊に入って、具体的にどんな活動をしてきましたか。

中澤さん)相馬救援隊の活動として、南相馬市の事業の一環で、馬事公苑内で普段から市民の皆さんが馬と触れ合える機会を作ることや、地元の馬事文化振興を図ってきました。また、馬事文化を未来へ繋ぐための活動として、地元の小学生を対象とした相馬野馬追講座や乗馬体験、馬との関り方を学ぶ「ホースマンシップ講習」を行ってきました。

Q相馬救援隊では、今、観光客向けにも活動されていますね。

中澤さん)そうです。観光客向けに、南会津町の団体とタッグを組んで、南会津町のモニターツアーの一部に町内の山間を馬に乗ってトレッキングをする内容を盛り込んで行いました。

Q馬と携わる活動を通して、新たに見えてきたものはどんなことでしょうか。

中澤さん)競走馬を育成する仕事をしている時は、馬を速く走らせて勝たせることができるようになる事を考えてきました。ですが、相馬救援隊で引退競走馬に携わるになり、この馬は何に向いているのか?(乗馬体験なのか、それとも他のことか)、それぞれの性格を考えて馬と対話しながら育成していくことが大切だと感じるようになりました。

Q中澤さんにとって、馬はどんな存在ですか。

中澤さん)馬は、人生のパートナーであり、私にとってなくてはいけない存在です。

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