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2023.06.17(土)2023年2月25日放送「つながroomFive」プロサッカー選手として活躍 福島市出身・遊佐克己さん 

海外や日本のプロサッカーリーグで長年プレーされた 福島市出身・遊佐克己(ゆさかつみ)さんにご登場いただきました。

遊佐さんは、福島市笹谷スポーツ少年団でサッカーを始めて、ジェイム福島FCでプレーし、中学卒業後はサンフレッチェ広島のユースに加入。その後、J1サンフレッチェ広島トップチームに昇格、Jチームでプレー後は、海外パラグアイを経てインドリーグでプロとしてサッカーを続けてこられました。2021年には、J3福島ユナイテッドFCに完全移籍し、2年間プレーされました。

Qトレードマークの金髪はお変わりないですね。ずっと金髪スタイルを貫いていらっしゃりますが、変えない理由はあるのでしょうか。

遊佐さん)金髪は変えずに、進んでいこうと思っています。理由は“自分を律することができる”ためです。

Qいつから金髪にされているのですか?

遊佐さん)インドに行った二年目ぐらいから。

Q遊佐さんは、地元のプロサッカーチーム・福島ユナイテッドFCで2年間プレーされました。当時、どんな思いでプレーされていましたか?

遊佐さん)日々自分は何ができるんだろう、それがどんな風にチームのためになるのだろうか、ということを考えながらプレーさせていただいていました。

Qユナイテッドで一番声を出して練習に取り組まれていたのが、遊佐さんでした。遊佐さんの中で大切にしていたことは、どんなことでしょうか??

遊佐さん)大事にしていたというよりは、“試合に出たい”それにつきます。そのためにやれることは全てやっていました。

Qコロナ禍がきっかけとなり、インドから日本に帰国しJリーガーとして新たな舞台での挑戦でした。そこでは、どんな事を学びましたか。

遊佐さん)毎日が学びでしたね。サッカーもそうですし、組織、戦術、そして、日常生活の中でも色々な意味で。長くインドという自由な場所で生活していたので、しっかり規律がある日本での生活は、全てが学びでした。

Q日本とインドの違いって、どんなところでしょうか。

遊佐さん)全て時間をしっかり守る日本。時間にはルーズなインド。サッカーの面でも、インドは組織というよりは“個々”で進めるという部分があります。一方で、日本は組織優先。チームが一番にあり、自分はその中の一人という感じで、全て真逆のように感じました。

Q地元でのプロサッカー選手生活ということで、これまでと違う気持ちもあったのではないでしょうか?

遊佐さん)生まれ育った街にJリーグチームがあり、このチームでプレーできるということは、皆が叶えられるものではないので、本当にかけがえのない二年間になりました。

Q周りからはどんな声を掛けていただきましたか?

遊佐さん)入団した時、1年経過した時、2年目始まった時と別なのですが、期待していただいた方からは「頑張れよ!」という声がありました。ずっと試合に出られていなかったので、そういう中でも「試合に出ること待っているよ!」と言っていただいた時は、“それを裏切ることが出来ない”という強い気持ちになりました。

Q大変だった時期もありました。どうやって乗り越えようとされましたか。

遊佐さん)結果に結び付けるために、生活の中でルーティーン化している事を時々変化させたり、継続させたり。“自分がやる”と決めた事は、自分を信じてやり続けていました。

Q遊佐さんなりのルーティーンというものは、どんな事だったのでしょうか。

遊佐さん)決して難しいことではなく、早寝早起きするとか、練習前の準備をしっかりしてケガしないようにしっかりするとか。そして、その準備はどこに繋がっていくのかということをよく考えて、120%の力を発揮出来るように心掛けていました。
また、変化を付けたことは、子供と一緒に寝て一緒に起きることです。早寝早起きの時間が更に早まりました。

Q早起きしてどんなことをされていたんですか?

遊佐さん)早起きをして、“その時の自分の声を聴く”じゃないですけど、早起きすると一人で、周りは誰も起きていない。散歩をしながら空気を吸い歩くと、自分の中から出てくるものと向き合えます。あとは、トイレ掃除やお風呂掃除など “自分の心を整えられること”を行っていました。
自分の行動が“自分の人生”に繋がっていくので、周りをみて行動するというよりは、自分と向き合うということが一番大切だと感じています。

Qトップチームを離れた後もその習慣は続いていますか?

遊佐さん)今は、もう少し早く起きていますね(笑)4時とか、やることがあると3時半とかに起きることもあります。高校の講義などが入ると、自分の中で満足できる準備をしたいので、そのために力を注いでいます。また、子供と向き合う時間にも充てています。

遊佐さんは常に自分と向き合い続けたからこそ、長年プロの世界で活躍されたのだと感じました。次回は、遊佐さんの進路や次の世代へ向けての想いを伺います。

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