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番組ブログ

2022.02.26(土)「つながroomFive」2月28日(土)放送 大内宿「三澤屋」 二瓶 博子さん

「つながroomFive」2月28日(土)のゲストは、
下郷町 大内宿にある名店「三澤屋」の二瓶 博子さん。
高遠そば(通称・ねぎそば)で有名な「三澤屋」の魅力について伺いました。

大内宿といえば、景観が素晴らしいですね。今の周りの景色はいかがですか?
二瓶さん)
大内宿は夏の景色も素晴らしいのですが、冬の昔話に出てくるような景色が見られます。
茅葺屋根の上に、こんもりと丸いシルエットで雪が乗っかっている。まるで絵で描いたような景色です。

素晴らしいといえば、三澤屋さんのお店の中も時代を感じますね。
二瓶さん)
文化財ですので中はあまりいじることはできないですが、囲炉裏があってお魚を焼いたりしています。建物は、築およそ350年位。この時期は寒いため、お店では少し大きめのコタツを用意しています。三澤屋名物の「高遠そば」は冷たいお蕎麦で真冬でも冷たい状態でお出しするので、コタツが無いとさむくて食べられないのです。

冬にいただく高遠そばも絶品ですね!
二瓶さん)
はい。三澤屋では、地元の蕎麦粉を中心に10割蕎麦を提供しています。会津地方では、大根のしぼり汁を使ったピリ辛味の蕎麦を“高遠そば”と呼んでいます。三澤屋では、そこに少し先の曲がったネギを箸代わりにして食べていただきます。お客様にお箸も出ますが、皆さん曲がりネギを使って食べていらっしゃいますね。

そのほか、郷土料理はどのようなものがありますか?
二瓶さん)
会津伝統料理の「こずゆ」や「ニシンの山椒漬け」、あとは「とち餅」などがあります。
また、シロップ漬けにした「見知らず柿」をアイスクリームの上にのせて食べていただくデザートも人気があります。

二瓶さんは、普段どんなお仕事をされているのでしょうか。
二瓶さん)
事務を全般にしています。広告やインターネット関係のこともしています。

お店の男女の比率はいかがでしょうか。
二瓶さん)
女性の方が多く、12人くらい。年齢層は60代が中心となっています。一番上の方は73歳となっています。

女性が多い職場環境はいかがですか。
二瓶さん)
「帰省したお母さんの家」や「親戚のおばさんの家」へ訪れたような感じで温かくお客様を受け入れることをお店のコンセプトとしています。そんな雰囲気にマッチしていると思います。

お店の働きやすさはいかがですか。
二瓶さん)
年齢を重ねると、若い人のように早く動いたり重いものを持ったりすることは難しくなります。ですが、その分経験が豊富なので、味のさじ加減の調整が上手くできるといったことなどで非常に活躍しています。

郷土料理はベテランの方が作られているのでしょうか。
二瓶さん)
はい。特にとち餅は、とちの実を剥く作業であったり アクを抜く時の調整であったり作るのが難しいものです。
“さじ加減の調節”が味の決め手となるため、経験豊富な年配の方が担当することが多くなっています。

二瓶さんは、将来挑戦してみたいことや目標はどんなことでしょうか。
二瓶さん)
以前、何度か県内のデパートで高遠そばを提供したことがありまして、それを海外のお客様にも提供していきたいと考えています。夢は、アメリカに渡って高遠そばを広めたいと思っています。

大内宿から世界へ挑戦ですね。応援しております。

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