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ラジオ福島

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番組ブログ

番組名:つながroom Five

2023.02.17(金)2023年2月18日(土)放送「福島市 Automobilestore Anu代表 斎藤なつみさん①」

地域に密着した“新しい移動販売車”をプロデュースするお店 Automobilestore Anu(オートモービルストア アニュ)代表 斉藤なつみさんにご登場いただきました。(福島市)

Qお店にお邪魔してお話を伺いました。店内にはオシャレなアメリカン雑貨が沢山飾ってあります!齋藤さんのセレクトなんですか?

斎藤さん)はい。アメリカン雑貨が結構好きで、福島市にお店が少なく、私自身もお店に好きなものが置いてあるとテンションが上がるので色々並べて販売しています。子供服もこの辺りでは中々買うことが出来ないアメリカン雑貨をセレクトして置いています。

2023.02.11(土)つながroomFive 2月11日(土)放送「BEYOND16・福島ファイヤーボンズ 橋本尚明選手、福島子ども食堂NET 代表 江藤大裕さん」

前回に引き続き、県内のプロバスケットボールチーム・福島ファイヤーボンズの試合で 子ども食堂へ送る食料を募る取り組み「BEYOND16(ビヨンドシックスティーン)」をご紹介しました。
最初この取り組みを提案されたのが、福島ファイヤーボンズで活躍中の橋本尚明(はしもと なおあき)選手です。(BEYOND16の“16”は、橋本選手の背番号16から付けられました。)

どんな想いでプロジェクトを立ち上げられたのか、橋本選手に伺いました。


Qこの取り組みは、橋本選手が提案されたと伺っています。どんな思いで始められたのですか?
 
橋本選手)兄と“自分たちに何が出来るのか?”と話し合っている時期がありました。そんな時に福島ファイヤーボンズのスポンサーである「Juice Stand(ジューススタンド)MG」さんと繋がりがあって紹介いただきました。それまで、子ども食堂について知らなかったんですよ。BEYOND16として、社会貢献と地域の活性化というのを目標に掲げている中で、アスリートである僕が福島に何が出来るのかということを考えて、フードドライブ、子ども食糧支援にたどり着きました。

Q 橋本選手は福島ご出身ではなく、愛媛県出身ですよね。なぜそこまで福島への想いが強いのでしょうか?
 
橋本選手)福島に移籍したのがきっかけで、初めて東北にきました。僕は以前、島根スサノオマジックというBリーグ一部のチームでプレーしていました。その時に足首を骨折してバスケが出来ない状況になってしまい、契約を解除されてしまいました。チームを探している状態で、ケガしている人を取ることはリスクが高いのですが、それでも福島ファイヤーボンズは自分の事をオファーしてくれました。なので、チームに救われたという気持ちで全力を注ぎたいという気持ちでやってきました。

Qそういった気持ちがプレーにも出ていますね!得点を決めて貢献されています。
 
橋本選手)そうですね、気持ちを見せることが大事だと思うので…!

Q BEYOND16の取り組みが、2023年1月のホーム戦で行われました。当日のフードドライブはいかがでしたか?

橋本選手)正直あそこまで食料が集まるとは思っていませんでした。フードドライブが終わってから一個一個物資を見ていたのですが、めちゃくちゃ大きいお米を持ってきてくださった方がいて、福島県の人って優しいんだなって思いました。やって良かったと思える瞬間でした。

Q今回プロスポーツの会場でのフードドライブは、初めての開催となりました。チームの皆さんの反応はいかがでしたか?
 
橋本選手)最初は「何するの~?」という人が多かったんですが、子ども食堂の食料支援について皆に呼び掛けていってら、「今度僕も物資を提供します!」という人も出てくるようになりました。それと、この日は熊本ボルターズとの試合だったのですが、熊本ボルターズの田渡凌(たわたりりょう)選手が個人的に物資を支援してくれて有難かったです。

Q今後、どんな風にBEYOND16の活動を広げていきたいですか?
 
橋本選手)始まったばかりなので、もっともっと地域活性化や地域貢献のために、アスリートとして情報発信していけたらと思います。


「BEYOND16」の取り組みについて興味があるという方は、ぜひ公式HPを覗いてみてください。
Beyond16

「BEYOND16」で集まった食料の寄贈先である、「福島子ども食堂NET」代表の江藤 大裕(えとう だいすけ)さんにもお話を伺いました。

Q福島子ども食堂NETは、普段どんな活動をされているのでしょうか。

江藤さん)2020年6月に結成し、最初は11団体から始まって、今は37団体が加盟してもらっています。ネットワークを使った子ども食堂の支援、食材支援、立ち上げ支援などを行っています。

Q江藤さんは、先日福島ファイヤーボンズのホーム戦で行われたフードドライブに立ち会われました。当日の様子がいかがでしたか?

江藤さん)ボンズのファンのお子さんが食料を持ってきてくれました。「家にある食材を試合前に持ってきたので試合前に使ってください!」と言ってくださって、非常にありがたく感じました。

Q 2日間でどのくらいの量が集まったのでしょうか?

江藤さん)2日間で160キロもの食料、コンテナでいうと8箱分集まりまして、過去最大量の食料が集まりました!お米も沢山いただき、今までで一番食材が集まりました!

Q BEYOND16の活動にして、最初話をいただいた時どんな気持ちになりましたか?

江藤さん)プロスポーツチームと一緒に活動したことがこれまで無かったので、最初はどういう風になっていくかとか、ファンの方がどれくらい子ども食堂を認知して頂いているのかが分からない部分もありました。その反面、子ども食堂に注目していただけるのは、大変ありがたいと思いました。

Qやっぱりスポーツの力は大きいんですね!

江藤さん)大きいです!この集まった食料の量160キロという数字を見ても分かる通り、スポーツは夢を与えるだけじゃなくて、ファンの方々の力が結集すると沢山の食料も集まって…!スポーツの力を改めて実感しました。

Q今、子ども食堂ではどれくらいの食料を必要としているのでしょうか?
 
江藤さん)コロナ禍以降、子ども食堂のあり方が変わりまして、今までご飯を一緒に食べられていたものが運営的にも難しくなりました。そこで、必要としている家庭に食料を届けに行ったり、子ども食堂の会場で食材を配ったりと、新たな子ども食堂のカタチを作り出しています。ただ、子ども食堂の運営基盤は脆弱で皆さんの支援物資で賄っているものなので、こういった食材はあるに越したことがないというか、沢山ご支援いただけると有難いです。

Q今回集まった物資は、どのように必要とされている皆さんに行き渡るのでしょうか?

江藤さん)届けていただいた物資は、福島市内の加盟している37団体から、必要とされているところにお配りいたします。また、子ども食堂で調理して使ったり必要な方に食材を配布したりと、様々な使い道をさせていただこうと考えております。

Q今回、初めて県内のプロスポーツ会場でフードドライブが行われました。江藤さんは今後にどんな期待を寄せていますか?

江藤さん)スポ―ツの力って凄いなと感じところではありますが、子ども食堂の認知度はまだまだ低いため、まずは子ども食堂を知っていただくところから始めてもらいたいです。一人一人が地域の為に何が出来るか考えながら、スポーツ界と一緒に盛り上がっていけたら有難いと思っております。

BEYOND16の取り組みを機に、これからどんどん県内のスポーツ界でも支援の輪が広がっていきそうです!

2023.02.04(土)2023年2月4日(土)放送「BEYOND16 代表 橋本泰志さん①」

今回は、合同会社「BEYOND16(ビヨンドシックスティーン)」代表 橋本泰志(はしもと ひろゆき)さんにご登場いただきました。
橋本さんは、福島ファイヤーボンズ背番号16番・橋本尚明選手のお兄さんで、BEYOND16の代表の他にも、東京で2つの会社を運営されています。

福島ファイヤーボンズのホーム戦が行われる日に、福島トヨタクラウンアリーナ近くでお話を伺いました。

Q福島には、これまで何回か来られたことはあったのでしょうか?
 
橋本さん)弟の試合観戦に来ていたのと、プロジェクトが1年前位から始まっていたので、それの立ち上げや打ち合わせなどで2週に一回位は来ていました。

Q(収録の日)今日1月21日は、まさにこれから福島ファイヤーボンズのホーム戦が行われます。BEYOND16の活動初日だそうですね!「BEYOND16」の具体的に取り組みについて教えてください。

橋本さん)はい、「フードドライブアシスト」というSDGsの一環でして、各家庭で消費しきれなくなった米や缶詰などを寄贈して頂いき、それを子ども食堂に配布していくという取り組みです。

Qスポーツの力を使って子ども食堂を支援する取り組みって、あまり聞きませんね。

橋本さん)全国でまちまちと活動されている団体はいると思いますが、福島県内で活動しているという話は聞いたことがありませんね。

Q始めようと思ったきっかけを教えてください。

橋本さん)この会社を立ち上げる時に、弟が次世代の子供たちに何が出来るかという事を掲げていて、今回色んな方の繋がりの中から「子ども食堂」や「フードドライブ」について教えていただきました。スポーツを起点に何かできるのではないかと思い、今回の取り組みを始めました。

Q1月21日22日以降も食料支援を募るのでしょうか?

橋本さん)はい、今シーズン、ファイヤーボンズの試合のホーム開催は残り7試合あって、基本的にはそのホーム戦で、フードドライブアシストをしていただこうと思っています。実際に試合に食料を持ってきていただければ受付できます。手荷物検査のところで“フードドライブ用の食料です”と伝えていただければ受付いたします。

Qどういう食料が受付出来て、逆に受け付けられないのはどんな物なのか、具体的に教えてください。

橋本さん)受け付けられるのは、お米や乾物・缶詰になります。逆に受け付けられない物は、賞味期限の記載がないものや生もの、生鮮食品などです。

Qプロジェクトにして、どこで詳しく知ることができますか?

橋本さん)TwitterやインスタグラムなどSNSや、先日HPを開設しましたのでそちらで告知しています。また、福島ファイヤーボンズのSNSでもプロジェクトについて情報発信しています。

Qプロジェクトについて、昨日弟さんと一緒にインスタライブをされたそうですね。ファイヤーボンズの多くのファンの方が参加されたようですが、反響はいかがでしたか?

橋本さん)ありがたいことにポジティブな声を沢山いただきました。今の段階では、食品のみの支援を募っているのですが、ファンの方から“これはどうなの?あれは?”という貴重な意見を頂く機会になったので、そこは関係各所に問い合わせていただいて、実施できるような形で進めていきたいと思います。

Q最後に、福島県の皆さんにメッセージをお願いします。

橋本さん)福島でこういう活動が出来るのも皆さんのお陰です。自分たちの影響力、スポーツの力で色んな事をやっていきたいと思います。福島で何か新しいことをされたい方や想いを持っている企業の方がいらっしゃればご連絡いただけると協働できると思いますので、よろしくお願いします!


「BEYOND16(ビヨンドシックスティーン)」の活動に興味がある、一緒に活動したいという方は、ぜひ「BEYOND16」へご連絡ください。
メールアドレス hiroyuki_hashimoto@beyond16.jp                                                 

2023.01.28(土)1月28日(土)放送「白河市 山口こうじ店 専務 山口和真さん②」

今回も、白河市 山口こうじ店 専務の山口和真さんにご登場いただきました!  

Q寒い時期は、ぬか床を作るのに適している時期と言われています。理由はどんな事からなのでしょうか。  

今は新米の時期です。新米が出るという事は、その副産物である“糠”が出るという事です。その一番おいしい時の糠が手に入るということ。それと夏と違って今はかなり寒いので、微生物が活発に動く時期ではありません。そのため殺菌汚染の心配がないため、ぬか床を続けやすい時期です。そのため、この冬の時期がぬか床を作るのにおススメの時期と言われているんです。

Qぜひ山口さんから、ぬか床を美味しく作るポイントを教えていただけますか?

まず、今は冬なので大根や人参といった根菜もおススメなんですが、実は葉物がおススメなんです。例えば、白菜だったりキャベツであったり、色々な葉物野菜が出ているので漬けていただくと面白いです。私は白菜のぬか漬けがとても好きで、シャキシャキとした浅漬けのような感覚なのでとても美味しくいただけます。

Qキャベツを漬けた事はありませんでした。野菜を漬ける時のポイントはありますか?

この時期は、野菜が漬かりにくい時期です。温度が低いので、あまり中に浸透しずらいため、温かい時期と比べて少し長めに、1日くらい長めに漬けるとより美味しい漬物ができます。野菜の甘みや風味が増しますので、ぜひ長めに漬け込んでください。

Q山口さんは、明治6年創業の老舗のこうじ店の専務をされています。将来は、山口さんが先頭に立って運営されていくと思います。幼い頃から店を継ぐことは決まっていたのですか?

物心が付いた頃から私の遊び場は、お店の工場でした。ずっと父が働いている姿を見ていてどうしても憧れを頂いていました。ただ中でより一層会社を伸ばしていくためにも、この微生物を知らなければいけないと思い、東京農業大学に進学し微生物の勉強をしてより知見を深めるために、大学院を卒業し今のお店に入社しました。

Q今はどんな事に力をいれていますか?

あまり言っていませんが、弊社では毎日5つほどのアイテムの開発を行っています。お昼ご飯が食べられないくらい試作を行っています。配合を少し変えるだけでも微生物の活動って変わってくるんです。そのため、数グラム単位での重さでも味が変わってくるので、皆で意見を出し合いながら新しい商品を開発しています。

Q山口こうじ店は今年150周年を迎えて、これから200年、250年と続いていきます。これからどんな会社にしていきたいと考えていますか?  

弊社の社是が「楽健美味(らっけんびみ)」、これは、食べる発酵食品で皆さんの健康と幸せをサポートしていきたい、そういう願いで作りました。その想いを受け継いで、皆様の健康を支えていけるような商品づくりをしていきたいと思います。

2023.01.21(土)2023年1月21日(土)放送「白河市 山口こうじ店 山口和真さん ①」

今回は、白河市にある明治6年創業の老舗 山口こうじ店 専務の山口和真さんにご登場いただきました!

Q明治6年創業の歴史があるお店ということで、何年前からあるお店なのでしょうか。

実は、今年がメモリアルイヤーで、創業から150年を迎えるんです。

Qおめでとうございます!メモリアルイヤーということで、何か特別に考えられていることはあるのでしょうか。

もちろんです。弊社は元々色々な甘酒を開発していましたが、そのまま割って飲むタイプの甘酒ではなく、サツマイモやかぼちゃといった他の原料の米糀で作る甘酒を作っています。原料を米糀で発酵させて作る甘酒なんです。

Q発酵させる材料は色々あるのですか?

はい、今販売している商品ですと、昨年出た商品「桃の甘酒」。これは地元の桃を使っていて、落ちてしまって傷物になり市場価値にならないものを弊社が買い取り発酵させて作った甘酒です。その他にも、日本の和の三種類“栗・サツマイモ・かぼちゃ”という和の甘みを発酵させてできた新しい甘酒もあります。

Qその甘酒は、原料の風味も強いのですか。

もちろんです!ただ、ペーストやジュースで割った物とは異なり、桃を発酵させることによって、桃の味や風味、甘みもしっかり出つつ、糀が生み出す甘みが上手く調和して、飲んだことのないような味わいに仕上がっています。

Qぜひ味わってみたいです!明治6年創業、150年続く老舗の糀屋ということですが、はじめから糀店として開業したのでしょうか?

実は、元々、弊社の近くにある有賀醸造の糀屋でした。明治が終わって昭和に入ってから完全に独立して、山口こうじ店として味噌や甘酒の販売をはじめました。

Q山口さんのご家族が先祖代々営まれていたんですか?

そうですね、ほぼずっと家族経営だったので、物心が付いたころから父も祖父も会社で麹造りをしている姿を見て育ちました。

Qそうなると、和真さんは何代目になるのでしょうか?

実はそれが分からないんですよ。一旦、先代が途絶えたこともありまして答えられな部分もありますが、おおよそ8代目位だと私は思っています。

Q多くの方々から受け継がれてきたのですね。
山口こうじ店のHPを見てみると、特に大きく「荏胡麻ぬか床」と紹介されています。荏胡麻のぬか床は聞いたことがありませんでした。

はい、弊社は今年150年周年を迎えるにあたって、新しい展開を考えました。今、「アップサイクル」が注目されています。福島県というと、荏胡麻の生産量が日本一なんです。ただ、荏胡麻の生産量が日本で一番にも関わらず、荏胡麻を絞った後の油かすが全て排気されていました。どうしてもそのまま食べると美味しくなかったり香りがよくなかったりして、今まで油かすとして畑に撒かれていました。ただ、調べてみると、実はそれには6割くらいの脂分が残っていることが分かったのです。せっかく福島の名産なので、ぜひ発酵の力を使って新しい価値を生み出せないか?…ということで、考えて作ったのがこの“荏胡麻ぬか床”なんです。発想の転換といいますか、発酵の力によって荏胡麻の油分が野菜に乗ってくれる。ぬか漬けとして食べることで、荏胡麻のより美味しい部分が乗っかってくれることに気付きました。

Q荏胡麻ぬか床で付けた漬物は、荏胡麻の風味も感じるのでしょうか。

もちろん!一般的な漬物との違いは、荏胡麻由来の爽やかな香りが口に広がるので、ぬか床・ぬか漬けが苦手な方って、どうしてもツンとした酸味のあるような匂いが苦手な方が多いんですよ。そういった匂いがかなり軽減されていまして、食べると荏胡麻の爽やかな香りが口に広がります。

Qそれと、野菜の切れ端を使うことも出来るぬか床って、今注目されている“アップサイクル”にも繋がりますよね。

実は、荏胡麻ぬか床の最大のテーマが「捨てないを始める」なんです。ご家庭で出る大根の皮だったりブロッコリーの茎といった普段生ごみとして捨ててしまう物でも、荏胡麻ぬか床に漬けることによって、より美味しく食べる事が出来るようになるんです。

捨てるはずだった野菜の切れ端が、驚くくらい美味しい漬物に変身する!荏胡麻ぬか床は、大きな可能性を秘めていると感じました。
次回も、山口こうじ店 専務の山口和真さんにご登場いただきます!!

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