
福島県内のクマの目撃情報です。福島県警察本部や市町村からの情報をもとに掲載しています。尚、地図にプロットしたマーカーは目撃場所の代表点付近にプロットしたものですので、ご了承願います。
ツキノワグマ出没注意報 発令中
発令期間
令和7年4月16日(水)から令和7年7月31日(木)まで
目 的
3月以降気温の高い状況が続き、今後クマの活動が活発になること、さらに直近1週間でツキノワグマ目撃件数が急増しており、浜通りの大熊町でもクマの捕獲事案が発生するなど、県内全域でクマとの遭遇に注意する必要が出てきたことから、 人身被害等の発生を未然に防止するため、「ツキノワグマ出没注意報」を発令することで、最大限の注意喚起を図るものです。

クマ目撃情報マップ 2025.3.1~
クマ目撃情報カレンダー
クマに出会わないために出来ること
☑ 目撃情報を調べましょう
クマがどこにいるのかを知ることは大切です。福島県警のポリスメールや県自然保護課の目撃マップも活用しましょう。
☑ クマ鈴やラジオなど音のするものを身につけて行動しましょう。
クマが生息している場所では、クマ鈴やラジオなど、音のきるものを身につけ、クマに自分の存在を知らせましょう。
☑ 朝夕の登山や散歩、農作業を行う際は、複数人で行動、クマ鈴等の携帯を徹底しましょう。
朝夕はクマが最も活発に行動する時間帯です。朝夕の入山や農作業には十分注意しましょう。
☑ 屋外に生ごみ、野菜、果物、ペットフードなどを置かないようにしましょう。
クマは餌に対する執着が非常に強く、一度人間の食べ物や生ごみの味を覚えてしまうと、 頻繁に人里に出没してしまうため、クマの食べ物になるものを置かないようにしましょう。冬眠から目覚めたクマは、春から山菜、昆虫、木の実などの食べ物を探してよく行動します。特に、好物のタケノコや山菜を求めて活発に行動しています。また、子連れのクマや若いオスグマが、奥山から里山へ下りてくることもあります。こうしたクマとの遭遇を避け、被害を未然に防ぐために次のような心構えが重要です。
A 遭遇しないための心構え
まずは、あなたの周辺にクマがいるのかどうか知ることが大事です。もし、いたとしてもクマは積極的に人間を襲うことはほとんどありませんので、住み着かないような対策や遇わないようにすることがまず必要です。
クマがいるのかどうか調べてみよう。(痕跡を調べる)
▶ クマの糞 : 人間と同じかちょっと大きめで形も人間と同じ。食べ物によって変化。
▶ 足跡: 幅は成獣で7~13cm。
▶ 熊棚: 樹上に折った枝を集めたもので、鳥の巣に似ているが、枯葉がつくことで区別。
▶ 熊はぎ : スギやヒノキの樹皮を剥がす行為のこと。樹皮が残り、甘皮部に歯で削いだ痕が残るのが特徴。
クマの行動を知り、遇わないようにする。
クマの痕跡や目撃情報がある場所では突然出遭わないよう特に注意してクマ鈴、ラジオなど音のするもの を身につけ、クマに自分の存在を知らせるよう行動し、必要に応じて引き返す勇気を持ちましょう。
春、秋は昼もよく活動している。夏、1 日の中で活発に行動するのは朝夕。人家の近くへは、夜間にやっ てくることもある。山際での農作業等はクマ鈴やラジオなど、音のするものを身につけて注意して作業をする。
子グマを見つけたら親グマが近くにいると考えられるので、そっと立ち去る。子グマを守ろうと、親は攻撃してくるので危険である。
B 里を餌場と認識させないための心構え
知らず知らずのうちに、クマがあなたの周辺に住み着こうとしているかもしれません。ここはクマの生息できる場所ではないことを、はっきりさせるために次の点に注意しましょう。
人家の周りにクマの餌となりうる生ゴミ等を放置しない。
人家の周りに収穫しない柿の木などを放置しない。
ペットフードや家畜の餌を食べていたクマの報告もあるため、ペットフードなどはフードストッカーや納屋などに保管することが望ましい。
C 出遭ったときに興奮しない、興奮させないために
遠くにいるのを発見した場合は、あわてずそっと立ち去る。
クマから目を離さないようにして、できるだけゆっくりと後ずさりしながらクマから離れる。クマとの間に立木等の障害物を入れることができる位置に移動することで突進を防ぐこともできる。
背中を見せて逃げると、クマは本能的に襲ってくるので、走って逃げない。