ラジオ福島

「放送番組審議会」とは、放送法に基づいて、放送番組の適正を図るため、全ての放送事業者(テレビ局・ラジオ局)に設置を義務づけられている審議機関です。 審議会は、放送事業者の諮問に応じて答申や意見を述べ、事業者はこれを尊重し、必要な措置を取るよう定められています。 ラジオ福島では、1959年以来放送番組審議会を設け、 現在原則毎月1回開催、有識者の方々から番組に対する貴重なご意見を頂いています。

第556回・2025年4月

 4月21日に開かれた4月のラジオ福島放送番組審議会には篠木雄司委員ら4人の委員が出席し、会社側からは横山貴一社長ら4人が出席しました。また、委員1人が書面で参加しました。審議会では、まずラジオ福島×ふくしまFM共同特別番組『THE RADIO DAY 春の紅白歌合戦』について報告しました。ラジオ福島とふくしまFMのパーソナリティがタッグを組んで、福島市の「まちなか広場」から4時間の公開生放送でお届けする『THE RADIO DAY 春の紅白歌合戦』は5月6日(火)午後1時から午後5時まで事前募集したリクエスト曲を白組のラジオ福島チームと赤組のふくしまFMチームがそれぞれオンエアしていきます。
 番組試聴はラジオ福島3・11特別番組「記憶つないで、今を伝えてを聴きました。ラジオ福島では3月11日を中心に毎年、特別番組を放送していて、今年の3月11日(火)午後1時から4時までの3時間放送した「記憶つないで、今を伝えて」では復興支援活動に様々な形でかかわる俳優のなすびさんと震災復興関連の取材に普段から関わる機会の多い山地美紗子アナウンサーが進行役を務めました。試聴いただいたのは震災当時、生放送を担当していた普天間かおりさんのレポートや震災を語り継ぐふたば未来学園の若き語り部などで、委員の皆さんからは「ラジオは記憶を呼び起こさせることに、とてもやさしいメディアだと感じた。辛い内容もあるがラストに前向きな話を伝える構成はよかった。」「内容がタイムリーで、毎年このような企画を続けている方針には賛同する。それぞれの出演者が印象に残る言葉を残していてよかった。」「あきらめずに、ラジオなどを通して伝え続けることの重要性に気づかされた。番組タイトルに沿った内容が丁寧に描かれており、過去・現在・未来を行き来するような構成に心を動かされた。」「大人がはっとする切り口でコンテンツを構成していてよかった。普天間かおりさんの発した『忘れてしまっている自分に嫌悪感』という言葉に同感し、自分も同じだと気づかせてくれた。」「福島県民しか分からない気持ちをうまく伝えていた。震災当時県外にいた方にも心を寄せていた。」という意見が寄せられました。

放送番組審議会委員

委員長
篠木雄司(㈱アポロガス 取締役会長)
委員
菅野日出喜(菅野建設㈱ 代表取締役社長)
石河美奈(NPO法人クラップス 代表)
和田光浩(福島県農業協同組合中央会 副参事)
山口小百合(農業法人㈱佐蔵農園 代表取締役)
社側
横山貴一(㈱ラジオ福島 代表取締役社長)
大槻幹郎(㈱ラジオ福島 編成局長)
事務局
深野健司(㈱ラジオ福島 編成局ビジネス・コンテンツ制作部長)
加藤尚美(㈱ラジオ福島 編成局ビジネス・コンテンツ制作部)

過去の番組審議会報告