
「放送番組審議会」とは、放送法に基づいて、放送番組の適正を図るため、全ての放送事業者(テレビ局・ラジオ局)に設置を義務づけられている審議機関です。 審議会は、放送事業者の諮問に応じて答申や意見を述べ、事業者はこれを尊重し、必要な措置を取るよう定められています。 ラジオ福島では、1959年以来放送番組審議会を設け、 現在原則毎月1回開催、有識者の方々から番組に対する貴重なご意見を頂いています。
第558回・2025年7月
7月17日に開かれた7月のラジオ福島放送番組審議会には篠木雄司委員ら2人の委員が出席し、会社側からは横山貴一社長ら4人が出席しました。また、委員3人が書面で参加しました。審議会では、まずラジオ福島の参議院選挙に関する取り組みを報告しました。ラジオ福島では今月20日午後8時から深夜0時までの4時間「JRN開票特別番組 参院選2025」を放送します。番組ではラジオ福島のスタジオから随時、福島県選挙区の情報を放送するほか、県内の選挙事務所の様子や喜びの声も生中継や録音でお送りします。次にラジオ福島の高校野球に関する取り組みを報告しました。ラジオ福島では夏の高校野球福島大会の結果や途中経過を随時放送しているほか、試合のリアルタイム情報をHPで速報しています。また、決勝戦はユーチューブで生中継するほか、放送でも実況を随時お届けします。
番組試聴は「Radio de Show」を聴きました。「Radio de Show」は毎週月曜日~金曜日の午後1時~4時まで放送しているワイド番組で、月曜日は森本庸平アナウンサーとシンガーソングライターのMANAMIさんが担当しています。委員の皆さんにはこのうち、6月1日(日)に福島駅前で開かれたMANAMIさん主催のイベント「福島まなフェス」にアーティストとして出演した森本アナウンサーの「森本リサイタル」を録音やインタビューを交えて振り返った6月2日(月)の放送を試聴いただきました。委員の皆さんからは「森本アナウンサーの姿が浮かぶ放送だった。若い人が共感する番組作りにチャレンジすることも必要だと感じた。」「音楽で頑張る仲間たちの思いや未来に向けて努力している姿を想像できるいい放送だった。」「森本アナウンサーの人柄がよく伝わった。ラジオ福島の意外性のあるバラエティー感を示す良い機会ではないか。」などという意見が出た一方、「映像に興味が集まるのでSNSとの連動をもっと広げた方がいいのではないか。」や「番組にメリハリをつけるためにリサイタル終了後のインタビューを別のアナウンサーにしても良かったのではないか。」という意見も寄せられました。
第557回・2025年6月
6月20日に開かれた6月のラジオ福島放送番組審議会には篠木雄司委員ら4人の委員が出席し、会社側からは横山貴一社長ら4人が出席しました。また、委員1人が書面で参加しました。審議会では、まずフジテレビにおけるハラスメント事案を踏まえた社内調査の実施とその結果について報告しました。ラジオ福島ではフジテレビにおける問題事案を受けて2025年5月12日から5月23日にかけて全社員を対象に類似事案等が無いかコンプライアンスヒアリングを実施いたしました。その結果、不適切な言動や人権侵害に該当するような事案は確認されませんでした。調査結果についてはHPに掲載するとともに、民放連=日本民間放送連盟に報告しました。ラジオ福島×ふくしまFM共同特別番組『THE RADIO DAY 春の紅白歌合戦』について報告しました。ラジオ福島とふくしまFMのパーソナリティがタッグを組んで、5月6日(火)午後1時から午後5時まで福島市の「まちなか広場」から4時間の公開生放送でお届けした『THE RADIO DAY 春の紅白歌合戦』は事前募集したリクエスト曲を男性は白組のラジオ福島チームが、女性は赤組のふくしまFMチームがそれぞれ紹介してオンエアしたもので、当日は雨の中、およそ500人の皆さんにご観覧いただきました。
番組試聴はそのラジオ福島×ふくしまFM共同特別番組『THE RADIO DAY 春の紅白歌合戦』を聴きました。委員の皆さんからは「4人のパーソナリティが楽しそうに番組を進行しているから聞いている私たちも楽しく感じた。」「飽きずに聞けました。このようなコラボ企画はもっと増やしてほしい。町中華のようなラジオ福島とレストランのようなふくしまFMがうまくミックスしていた。」「番組ジングルが効果的でコラボ感が伝わった。お互いに学ぶところが多かったのではないか。」「イベント感、カジュアル感、バラエティー感があった。年齢を問わない内容で安心して聴けた。ふくしまFMの曲紹介はうまいと感じたし、ラジオ福島の掛け合いもうまいと感じた。」などという意見が出た一方、「会場に行けなかった人へのフォローがSNSなどであってもよかったのではないか。」という意見も寄せられました。
第556回・2025年4月
4月21日に開かれた4月のラジオ福島放送番組審議会には篠木雄司委員ら4人の委員が出席し、会社側からは横山貴一社長ら4人が出席しました。また、委員1人が書面で参加しました。審議会では、まずラジオ福島×ふくしまFM共同特別番組『THE RADIO DAY 春の紅白歌合戦』について報告しました。ラジオ福島とふくしまFMのパーソナリティがタッグを組んで、福島市の「まちなか広場」から4時間の公開生放送でお届けする『THE RADIO DAY 春の紅白歌合戦』は5月6日(火)午後1時から午後5時まで事前募集したリクエスト曲を白組のラジオ福島チームと赤組のふくしまFMチームがそれぞれオンエアしていきます。
番組試聴はラジオ福島3・11特別番組「記憶つないで、今を伝えてを聴きました。ラジオ福島では3月11日を中心に毎年、特別番組を放送していて、今年の3月11日(火)午後1時から4時までの3時間放送した「記憶つないで、今を伝えて」では復興支援活動に様々な形でかかわる俳優のなすびさんと震災復興関連の取材に普段から関わる機会の多い山地美紗子アナウンサーが進行役を務めました。試聴いただいたのは震災当時、生放送を担当していた普天間かおりさんのレポートや震災を語り継ぐふたば未来学園の若き語り部などで、委員の皆さんからは「ラジオは記憶を呼び起こさせることに、とてもやさしいメディアだと感じた。辛い内容もあるがラストに前向きな話を伝える構成はよかった。」「内容がタイムリーで、毎年このような企画を続けている方針には賛同する。それぞれの出演者が印象に残る言葉を残していてよかった。」「あきらめずに、ラジオなどを通して伝え続けることの重要性に気づかされた。番組タイトルに沿った内容が丁寧に描かれており、過去・現在・未来を行き来するような構成に心を動かされた。」「大人がはっとする切り口でコンテンツを構成していてよかった。普天間かおりさんの発した『忘れてしまっている自分に嫌悪感』という言葉に同感し、自分も同じだと気づかせてくれた。」「福島県民しか分からない気持ちをうまく伝えていた。震災当時県外にいた方にも心を寄せていた。」という意見が寄せられました。
放送番組審議会委員
委員長
篠木雄司(㈱アポロガス 取締役会長)
委員
菅野日出喜(菅野建設㈱ 代表取締役社長)
石河美奈(NPO法人クラップス 代表)
和田光浩(福島県農業協同組合中央会 参事)
山口小百合(農業法人㈱佐蔵農園 代表取締役)
社側
横山貴一(㈱ラジオ福島 代表取締役社長)
大槻幹郎(㈱ラジオ福島 編成局長)
事務局
深野健司(㈱ラジオ福島 編成局ビジネス・コンテンツ制作部長)
加藤尚美(㈱ラジオ福島 編成局ビジネス・コンテンツ制作部)