はじめに

地震など大災害発生時は、安否確認、見舞、問合せなどの電話が爆発的に増加し、電話がつながり難い状況(電話ふくそう)が1日〜数日間続きます。先の阪神・淡路大震災では、電話ふくそうが5日間続きました。

 nttでは、この様な状況の緩和を図るため、災害時に限定してご利用可能な「災害用伝言ダイヤル」を平成10年3月31日から提供しています。

 災害用伝言ダイヤルは、被災地内の電話番号をメールボックスとして、安否等の情報を音声により伝達するボイスメールです。

 この災害用伝言ダイヤルは、被災地の自宅電話番号の末尾3桁をnttのネットワークが自動判別して、全国約50ヶ所に配置した伝言蓄積装置に接続し伝言をお預かりし、再生時も自動でこの伝言蓄積装置に接続します。

 災害時は、被災地内と全国から被災地への電話回線は混雑しますが、被災地から全国への発信回線、被災地外と全国間の電話回線は比較的余裕があります。

 すなわち、災害用伝言ダイヤルは、安否情報等の伝言を比較的余裕のある全国へ分散させ、交通渋滞を例とすれば、渋滞を避けた迂回先で伝言のやり取りをするしくみであり、安否等の確認が比較的スムーズに行えるようになります。

 また、nttの機械が伝言を中継しますので、1・避難等により電話に応答できない方々への連絡、2・停電、被災により自宅の電話が使えない場合の連絡、が可能となる他、3・呼出しても応答のない電話が減少するなど、この面からも、安否情報の伝達性向上が図れます。


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