番組審議会報告

「放送番組審議会」とは、放送法に基づいて、放送番組の適正を図るため、全ての放送事業者(テレビ局・ラジオ局)に設置を義務づけられている審議機関です。 審議会は、放送事業者の諮問に応じて答申や意見を述べ、事業者はこれを尊重し、必要な措置を取るよう定められています。 ラジオ福島では、1959年以来放送番組審議会を設け、 現在原則毎月1回開催、有識者の方々から番組に対する貴重なご意見を頂いています。

第545回・2024年3月

 3月のラジオ福島放送番組審議会には篠木雄司委員ら2人の委員が出席し、会社側からは花見政行社長ら3人が出席しました。 また、委員3人は書面で参加しました。審議会では冒頭、ラジオ福島の花見社長が「3月11日を中心に各メディアが震災の教訓や防災について放送しているが、 弊社は命を守るキャンペーンなどを通じ、年間を通して防災を呼び掛けている。緊急時はもちろんだが、平時から情報を伝え続けるのがラジオの役割だと認識していると挨拶しました。 続いて、東日本大震災が発生した3月11日と前日の10日の特別編成について報告しました。 ラジオ福島では「ともに、あしたへ」をテーマに10日は午後1時から2時間の特別番組を放送しました。 番組には東日本大震災の2か月前、2011年1月にラジオ福島が放送した防災の特別番組に出演された防災システム研究所・所長の山村武彦さんが登場し、 能登半島地震や、今後の巨大地震への備えなどについて話しました。
 番組試聴は「風とロックCARAVAN福島」を聴きました。「風とロックCARAVAN福島」は郡山市出身のクリエイティブディレクター箭内道彦さんをパーソナリティーに、 月1回、県内各市町村を巡る公開生放送で、前半は地元ゲストとのトークを中心に、後半はゲストミュージシャンのライブを中心に毎月、 第3もしくは第4土曜日の午後1時から2時間お届けしています。試聴した2月17日の放送は伊達市からの生放送で、前半の箭内さんと須田市長らとのトーク、 後半のライブの様子を抜粋してお聴き頂きました。委員の皆さんからは「親近感の湧く放送で、各市町村のリアルな情報が聴けて良かった。」 「箭内さんのトークの進め方やフランクな感じでゲストの緊張をほぐすところは素晴らしいと感じた。」「箭内さんの語り口がほのぼのとしていてよかった。 箭内さんのやりたいように進行を任せしたプロデューサーに敬意を表したい。」「伊達市に対する思いや魅力について深く知ることができて、 とても良いインタビューだった。箭内さんの訛りを含めて、ふくしまらしさ、あったかさ、若い人の故郷をおもう気持ちを感じる番組だった。」 という感想が出た一方、「4人がトークする場面で、誰が喋っているのか分かりづらい部分があった。」という意見も寄せられました。

過去の番組審議会報告

こちらから

番組審議会委員

委員長
篠木雄司(㈱アポロガス 取締役会長)
委員
本名善兵衛(㈱柏屋 代表取締役会長)
菅野日出喜(菅野建設㈱ 代表取締役社長)
石河美奈(NPO法人クラップス 代表)
今泉仁寿(福島県農業協同組合中央会 常務理事)
社側
花見政行(㈱ラジオ福島 代表取締役社長)
大槻幹郎(㈱ラジオ福島 編成局長)
事務局
深野健司(㈱ラジオ福島 編成局編成制作部長)
加藤尚美(㈱ラジオ福島 編成局編成制作部)