
作品のご紹介「絆部門」
最優秀賞
作者① | 作者② |
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おてつだい あわでゴシゴシ さらあらい (子)(白河市立白河第一小学校一年 遠藤 星吾) |
ありがとう あとでこっそり 二度洗い (母)(遠藤 いつみ) |
子と孫と ひ孫にやしゃご 百一歳 (子)(須賀川市立第一中学校三年 鈴木 彩乃) |
思い出を 語りお香が 目にしみる (母)(鈴木 里營) |
「双子なの?」 聞かれて姉と 笑み交わす (妹)(いわき市立錦中学校二年 堀田 千鶴) |
「ちがいます」 声がそろって また笑う (姉)(堀田 幸恵) |
ほんとうの 空は私の 中にある (子)(いわき市立中央台北中学校三年 三戸 真凜) |
十五歳 ずっと何かを さがしてる (父)(三戸 英一) |
月遠し 一人異国で 空見上げ (子)(磐城緑蔭高等学校一年 鈴木 遥) |
子の居ない 部屋の暗さと 月明かり (母)(鈴木 真理子) |
優秀賞
作者① | 作者② |
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人前は はずかしいよと 手をかくし (子)(小野町立小野新町小学校四年 吉田 僚我) |
いつまでも つないでいたい 子供の手 (母)(吉田 裕子) |
じいちゃんの ほちょうきがわり ぼくがなる (孫)(白河市立表郷小学校二年 藤井 翔太) |
懸命に 伝える姿に 笑みあふれ (祖父)(藤井 徹) |
フルートの 音色を運ぶ 夏の風 (子)(田村市立船引中学校一年 羽生 芽以) |
基礎練の 音にも我子を 探す夏 (母)(羽生 美貴子) |
息子から 文字で一言 ありがとう (父)(大槻 隆) |
ありがとう 口では言えない ラインする (子)(相馬市立中村第一中学校三年 大槻 颯汰) |
稽古着が 色あせてゆき 強くなる (子)(いわき市立内郷第一中学校一年 小林 杏) |
稽古着を たたむ横顔 大人びて (母)(小林 利江) |
佳 作
作者① | 作者② |
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ひらがなを おぼえたぼくが えほんよむ (子)(田村市立美山小学校一年 志田 怜治) |
絵本読む 息子の声で 夢の中 (母)(志田 美幸) |
しかられた だけどいえない ごめんねを (子)(田村市立瀬川小学校一年 松崎 海翔) |
寝顔見て 叱りすぎたと 手を握る (母)(松崎 麻衣子) |
父の顔 うかべてつめる おべんとう (子)(白河市立白河第三小学校二年 戸倉 美海) |
ふた開けて 並ぶお菓子に 笑みこぼれ (父)(戸倉 史倫) |
うれしいな 補助輪とれたよ 夏休み (子)(三島町立三島小学校一年 二瓶 伸悟) |
またひとつ できたが増えたね 一年生 (母)(二瓶 和枝) |
この夏は わたしが小さな お母さん (子)(会津若松市立河東学園小学校三年 大竹 優綺) |
病院の 天井見つめ 子を思う (母)(大竹 美和子) |
いわのした そっとてをいれ かじかとり (子)(南会津町立荒海小学校一年 山内 悠晟) |
子の下で 逃した魚 網で取り (父)(山内 浩) |
ぼくもつよ せんたくかごは まかせてよ (孫)(いわき市立四倉小学校一年 佐藤 汐恩) |
孫の声 痛むひざさえ 軽くなり (祖母)(佐藤 幸子) |
ばあちゃんと 植えたじゃがいも 猿のえさ (孫)(南会津町立田島中学校三年 生亀 瑠希野) |
明日ほるべ 決めた翌日 いもはなし (祖母)(小椋 富子) |
夏休み ユーフォニアムが 響く教室 (生徒)(大熊町立大熊中学校三年 東理 孝太) |
練習後 磨く金管 蝉しぐれ (教師)(佐藤 孝文) |
のどからし 友の背中へ 声届け (生徒)(会津北嶺高等学校一年 小関 龍登) |
君の声 どんなときでも 届いてる (生徒)(会津北嶺高等学校一年 長谷川 藍莉) |
作品のご紹介「復興部門」
最優秀賞
作者① | 作者② |
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盆休み 家に帰れた みんないた (子)(川俣町立山木屋小学校六年 廣野 梓) |
大声で はしゃぐ息子に みな笑顔 (母)(廣野 陽子) |
風を切る 銀、緑、赤の 常磐線 (子)(南相馬市立鹿島小学校四年 鈴木 桜子) |
初めての 改札くぐる 小さな背 (母)(鈴木 直子) |
仮設跡 父と練習 再開へ (子)(須賀川市立第一中学校一年 加藤 愛梨) |
公園の 仮設跡から 笑い声 (母)(加藤 喜恵) |
挫けずに 百まで生きると 笑う祖母 (孫)(白河市立東中学校二年 谷井 駿斗) |
いつの日か 孫と帰ると 故郷へ (祖母)(谷井 清美) |
被災地を 見るたび変わる 町景色 (生徒)(会津北嶺高等学校一年 植木 雅也) |
変わらない 地元の人の あたたかさ (生徒)(会津北嶺高等学校一年 岡部 愛花) |
優秀賞
作者① | 作者② |
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震災時 生まれたぼくは 一年生 (子)(郡山市立守山小学校一年 山田 貴翔) |
お腹なで 絶対守る この命 (母)(山田 みゆき) |
にいがたで 一人でひなん がんばった (子)(郡山市立芳山小学校四年 森 暖翔) |
震災の 辛さをバネに 成長し (母)(森 恵) |
帰るたび 笑顔がふえる 浜じいちゃん (子)(北塩原村立裏磐梯小学校六年 松本 安友武) |
震災で 無くした笑顔が 今ここに (母)(松本 富美子) |
ぼくのゆめ じいじがしてた しごとだよ (子)(相馬市立桜丘小学校一年 馬場 奏多) |
夢語る 息子の顔に 義父の影 (母)(馬場 亜紀) |
食卓に ようやく戻った 福島産 (子)(いわき市立三和中学校三年 小原 舜) |
手にとって 産地確認 もうしない (母)(小原 和美) |
佳 作
作者① | 作者② |
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小学校 仮設といえど わが母校 (子)(福島市立吉井田小学校六年 大谷 来夢) |
震災で 新たな出会いに 感謝した (母)(大谷 香代子) |
しんさいの くずれた道が 拓かれる (子)(棚倉町立棚倉小学校六年 尾崎 大晴) |
未来へと つながる道が 次々と (母)(尾崎 幸恵) |
凄いでしょ 型枠大工 私の父 (子)(南相馬市立原町第三小学校四年 田中 姫楓) |
防波堤 作ってるんだと 誇らしげ (母)(田中 由美子) |
父と行く はまかいどうで ランニング (子)(広野町立広野小学校五年 高原 圭吾) |
父と子で 浜風をうけ 走る夏 (父)(高原 伸次) |
どんぐりが ぼくらの絆 深めてる (子)(いわき市立豊間小学校六年 遠藤 暖斗) |
緑地帯 海は見えぬが 命を守る (母)(遠藤 愛) |
復興を 祈った植樹 背丈越す (子)(白河市立白河南中学校三年 菅原 美空) |
花水木 未来へ向かって 伸びる夏 (母)(菅原 由香) |
震災後 人の優しさ 教えられ (子)(南相馬市立石神中学校二年 相良 和輝) |
その思い いつか忘れず 恩返し (母)(相良 智恵) |
今は亡き じいじと歩いた 浜の道 (子)(南相馬市立石神中学校三年 柏原 凪沙) |
八月の 涙は海の 味がする (母)(柏原 裕子) |
家々に 灯るあかりは 希望の灯 (子)(いわき市立中央台北中学校三年 新妻 瑞海) |
不安な夜 君の笑顔が 道照らす (父)(新妻 昌司) |
大好きだ きおくに残る あの家が (子)(宮城県白石市立白石第二小学校五年 青木 環奈) |
あの日々を 笑顔で語れ ほっとした (父)(青木 秀正) |
「17字のペアはどっちだ」クイズに挑戦しよう!
抽選で「福島県産米 天のつぶ5kg」を10名様にプレゼント!
ぼくのゆめ
じいじがしてた しごとだよ
この句のペアは下記A・Bのどちらでしょうか。下記「プレゼント投稿フォーム」からご応募ください。 「メッセージ」欄に答えをご記入ください。 抽選で「福島県産米天のつぶ5kg」を10名様にプレゼントいたします。 尚、ご応募による個人情報は賞品の抽選・発送以外には使用せず、第三者に譲渡することはございません。
A) 懸命に 伝える姿に 笑みあふれ
B) 夢語る 息子の顔に 義父の影