今回は、いわき自転車文化発信・交流拠点ノレル?の メカニックマン
梅澤 和功(うめざわ かずよし)さんにご登場いただきました。
収録の日、梅澤さんは「自転車のチューブ交換のための講習会」の準備をされていました。自転車に乗っていてパンクしたらどう対応するか?という内容の講習。
Q NORERU?はどのような施設なのでしょうか?
概ねコミュニティースペースだと思っていただいていいのですが、コミュニティースペースの中に、自転車屋さんの機能が入っているようなイメージの場所です。
フロアとしては、オフィスルーム、スタッフが常駐しているメカニックルーム、勉強や仕事ができるワークスペース(こちらでは、いわきFCの選手も一生懸命勉強している姿も時に見られます。)それから、畳の部屋「インクルシブルーム」は、いわき産の杉材が使われているので、その魅力を存分に楽しめます。ぬいぐるみやカードゲームなども置いてあるので、親子連れの方が多く利用しています。
Q 施設はいつできたのでしょうか?また、どんな目的で建てられたのでしょうか。
2021年11月に完成した施設です。いわきは、雪の心配も比較的なく、年間を通してサイクリングが楽しめる環境のほか、海岸沿いに長浜サイクリングロードがあるので自転車を乗るにはもってこいの環境。ですが、自転車屋が少なく、自転車に乗っていてトラブルが起きた時に対応しずらい場所でもあります。そのための一助になればと思い、施設を立ち上げました。
QいわきFCが拠点としている「いわきFCパーク」の中にありますね。
はい、ちょうどノレルが入っている施設の3階に、いわきFCカフェがあります。
Qノレル?の名前が特徴的ですが、どんな想いが込められているんですか?
「ノレル?」のクエスチョンマークが名前に入っていると、疑問に思って調べていただけるきっかけになりますよね。インパクトがある名前にするために「?」を入れました。
あとは、“自転車が乗れるのだろうか?”という疑問が湧いてくると思うのですが、出来ないことをその時の問題を解決する為のお手伝いがしたい、そんな願いを込めました。
Q 梅澤さんは、具体的にどんなお仕事をされているのですか?
自転車のメンテナンスや修理・相談など、自転車について全般を担っています。ママチャリからスポーツタイプなど、幅広い自転車に対応しています。
Q 価値のあるものとして、どんな自転車がありましたか?
施設には、パラリンピックで実際に使った自転車が置いてあります。元々、日本パラサイクリング連盟で働いていたので、その繋がりで海外のチームとも仲良くなり、物々交換した自転車が飾ってあります。
Q ノレル?では、地域との繋がりも大切にされていると伺っています。
「補助輪外し教室」をやっていまして、「これから補助輪を外したいけれど、どうやって教えたらいいのか分からない」という皆さん向けに“ちょっとしたコツを教える活動”をしています。また、いわき競輪場で自転車に乗れるようになるイベントも行っています。
次回へ続く…