番組審議会報告
「放送番組審議会」とは、放送法に基づいて、放送番組の適正を図るため、全ての放送事業者(テレビ局・ラジオ局)に設置を義務づけられている審議機関です。 審議会は、放送事業者の諮問に応じて答申や意見を述べ、事業者はこれを尊重し、必要な措置を取るよう定められています。 ラジオ福島では、1959年以来放送番組審議会を設け、 現在原則毎月1回開催、有識者の方々から番組に対する貴重なご意見を頂いています。
第551回・2024年9月
9月のラジオ福島放送番組審議会には篠木雄司委員ら3人の委員が出席し、会社側からは横山貴一社長ら4人が出席しました。
また、委員2人は書面で参加しました。審議会では、まずラジオ福島放送番組審議会の新規委員を提案いたしました。新規委員は福島市在住で
10月から加わる予定です。これでラジオ福島放送番組審議会の委員は6人となります。続いて、「rfcラジオまつり」について報告しました。
「rfcラジオまつり」はラジオを思いっきり楽しもう!をコンセプトに8月31日(土)と9月1日(日)の2日間、福島市の四季の里で開催したイベントです。
当日は雨が心配されましたが、ステージイベントなどもほぼ予定通り行われ、2日間で8,000人を超える来場者がありました。
番組試聴は「夕景のサウンドノート」を聴きました。「夕景のサウンドノート」は仕事を終えてお家でゆっくりしている方、または、これから夜勤に向かう方に向けて、
その時期やその日にまつわるテーマを設け、曲をおかけする音楽番組で、毎週月曜日の午後6時45分から15分間放送しています。
試聴いただいたのは8月26日に放送した「ボーカロイド」特集です。「ボーカロイド」はボーカルとアンドロイドを組み合わせた造語で、
初音ミクをはじめとした機械による歌声のことを言います。委員の皆さんからは「アナウンサーの話し方や間、ゆったり感が良かった。
音楽は大好きだがボーカロイドは詳しく認識していなかった。選曲や曲順も工夫していた。」「ボーカロイドは今後迎える時代のことを
考えると大切なジャンルだと感じた。」「このような企画意図はすばらしい。ジャンルや歌手は違えども、歌は世に連れ、世は歌に連れを
実感した。」「心に響くように、丁寧にトーク内容が組み立てられていたので、アナウンサー自身ではなく、放送作家が作った文章かと思った。
安心して聴ける内容だった。」などという感想が出た一方、「世代間のギャップもあるが、タイトルから放送内容が想像しにくかった。」
「昭和世代 には馴染みにくいテンポやメロディー、そして超ネガティブな歌詞に正直なところカルチャーショックを受けた。」
「その時間だけ一息ついて、という番組のコンセプトとリンクさせるのであれば、テーマを趣旨に合わせて絞るべきではないか。」
という意見も寄せられました。
過去の番組審議会報告
番組審議会委員