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一つひとつの作品にふるさとふくしまが見える
子どもと大人、子どもと子どもがペアで作る五・七・五
~ 未来への 絆をつなぐ 十七字 ~


「ふくしまを十七字で奏でよう絆ふれあい支援事業」は平成14年度から始まり、今年度は、絆部門と復興部門に合わせて42,575点の応募があり、応募者総数が100万人を突破しました。 家庭や地域における人と人とのかかわりの中で感じた思いや願い、震災からの更なる復興を願った「ふくしま」への思いや震災を乗り越えてきた気持ちなどが五・七・五の十七音で表現されています。 作品は「YouTube公式チャンネル」でご覧頂けます。パソコン用横動画とスマートフォン用縦動画の2種類をご用意しました。下記のボタンから是非ご覧ください。


作品のご紹介「絆部門」

最優秀賞

作者① 作者②
おてつだい あわでゴシゴシ さらあらい
(子)(白河市立白河第一小学校一年 遠藤 星吾)
ありがとう あとでこっそり 二度洗い
(母)(遠藤 いつみ)
子と孫と ひ孫にやしゃご 百一歳
(子)(須賀川市立第一中学校三年 鈴木 彩乃)
思い出を 語りお香が 目にしみる
(母)(鈴木 里營)
「双子なの?」 聞かれて姉と 笑み交わす
(妹)(いわき市立錦中学校二年 堀田 千鶴)
「ちがいます」 声がそろって また笑う
(姉)(堀田 幸恵)
ほんとうの 空は私の 中にある
(子)(いわき市立中央台北中学校三年 三戸 真凜)
十五歳 ずっと何かを さがしてる
(父)(三戸 英一)
月遠し 一人異国で 空見上げ
(子)(磐城緑蔭高等学校一年 鈴木 遥)
子の居ない 部屋の暗さと 月明かり
(母)(鈴木 真理子)

優秀賞

作者① 作者②
人前は はずかしいよと 手をかくし
(子)(小野町立小野新町小学校四年 吉田 僚我)
いつまでも つないでいたい 子供の手
(母)(吉田 裕子)
じいちゃんの ほちょうきがわり ぼくがなる
(孫)(白河市立表郷小学校二年 藤井 翔太)
懸命に 伝える姿に 笑みあふれ
(祖父)(藤井 徹)
フルートの 音色を運ぶ 夏の風
(子)(田村市立船引中学校一年 羽生 芽以)
基礎練の 音にも我子を 探す夏
(母)(羽生 美貴子)
息子から 文字で一言 ありがとう
(父)(大槻 隆)
ありがとう 口では言えない ラインする
(子)(相馬市立中村第一中学校三年 大槻 颯汰)
稽古着が 色あせてゆき 強くなる
(子)(いわき市立内郷第一中学校一年 小林 杏)
稽古着を たたむ横顔 大人びて
(母)(小林 利江)

佳 作

作者① 作者②
ひらがなを おぼえたぼくが えほんよむ
(子)(田村市立美山小学校一年 志田 怜治)
絵本読む 息子の声で 夢の中
(母)(志田 美幸)
しかられた だけどいえない ごめんねを
(子)(田村市立瀬川小学校一年 松崎 海翔)
寝顔見て 叱りすぎたと 手を握る
(母)(松崎 麻衣子)
父の顔 うかべてつめる おべんとう
(子)(白河市立白河第三小学校二年 戸倉 美海)
ふた開けて 並ぶお菓子に 笑みこぼれ
(父)(戸倉 史倫)
うれしいな 補助輪とれたよ 夏休み
(子)(三島町立三島小学校一年 二瓶 伸悟)
またひとつ できたが増えたね 一年生
(母)(二瓶 和枝)
この夏は わたしが小さな お母さん
(子)(会津若松市立河東学園小学校三年 大竹 優綺)
病院の 天井見つめ 子を思う
(母)(大竹 美和子)
いわのした そっとてをいれ かじかとり
(子)(南会津町立荒海小学校一年 山内 悠晟)
子の下で 逃した魚 網で取り
(父)(山内 浩)
ぼくもつよ せんたくかごは まかせてよ
(孫)(いわき市立四倉小学校一年 佐藤 汐恩)
孫の声 痛むひざさえ 軽くなり
(祖母)(佐藤 幸子)
ばあちゃんと 植えたじゃがいも 猿のえさ
(孫)(南会津町立田島中学校三年 生亀 瑠希野)
明日ほるべ 決めた翌日 いもはなし
(祖母)(小椋 富子)
夏休み ユーフォニアムが 響く教室
(生徒)(大熊町立大熊中学校三年 東理 孝太)
練習後 磨く金管 蝉しぐれ
(教師)(佐藤 孝文)
のどからし 友の背中へ 声届け
(生徒)(会津北嶺高等学校一年 小関 龍登)
君の声 どんなときでも 届いてる
(生徒)(会津北嶺高等学校一年 長谷川 藍莉)

作品のご紹介「復興部門」

最優秀賞

作者① 作者②
盆休み 家に帰れた みんないた
(子)(川俣町立山木屋小学校六年 廣野 梓)
大声で はしゃぐ息子に みな笑顔
(母)(廣野 陽子)
風を切る 銀、緑、赤の 常磐線
(子)(南相馬市立鹿島小学校四年 鈴木 桜子)
初めての 改札くぐる 小さな背
(母)(鈴木 直子)
仮設跡 父と練習 再開へ
(子)(須賀川市立第一中学校一年 加藤 愛梨)
公園の 仮設跡から 笑い声
(母)(加藤 喜恵)
挫けずに 百まで生きると 笑う祖母
(孫)(白河市立東中学校二年 谷井 駿斗)
いつの日か 孫と帰ると 故郷へ
(祖母)(谷井 清美)
被災地を 見るたび変わる 町景色
(生徒)(会津北嶺高等学校一年 植木 雅也)
変わらない 地元の人の あたたかさ
(生徒)(会津北嶺高等学校一年 岡部 愛花)

優秀賞

作者① 作者②
震災時 生まれたぼくは 一年生
(子)(郡山市立守山小学校一年 山田 貴翔)
お腹なで 絶対守る この命
(母)(山田 みゆき)
にいがたで 一人でひなん がんばった
(子)(郡山市立芳山小学校四年 森 暖翔)
震災の 辛さをバネに 成長し
(母)(森 恵)
帰るたび 笑顔がふえる 浜じいちゃん
(子)(北塩原村立裏磐梯小学校六年 松本 安友武)
震災で 無くした笑顔が 今ここに
(母)(松本 富美子)
ぼくのゆめ じいじがしてた しごとだよ
(子)(相馬市立桜丘小学校一年 馬場 奏多)
夢語る 息子の顔に 義父の影
(母)(馬場 亜紀)
食卓に ようやく戻った 福島産
(子)(いわき市立三和中学校三年 小原 舜)
手にとって 産地確認 もうしない
(母)(小原 和美)

佳 作

作者① 作者②
小学校 仮設といえど わが母校
(子)(福島市立吉井田小学校六年 大谷 来夢)
震災で 新たな出会いに 感謝した
(母)(大谷 香代子)
しんさいの くずれた道が 拓かれる
(子)(棚倉町立棚倉小学校六年 尾崎 大晴)
未来へと つながる道が 次々と
(母)(尾崎 幸恵)
凄いでしょ 型枠大工 私の父
(子)(南相馬市立原町第三小学校四年 田中 姫楓)
防波堤 作ってるんだと 誇らしげ
(母)(田中 由美子)
父と行く はまかいどうで ランニング
(子)(広野町立広野小学校五年 高原 圭吾)
父と子で 浜風をうけ 走る夏
(父)(高原 伸次)
どんぐりが ぼくらの絆 深めてる
(子)(いわき市立豊間小学校六年 遠藤 暖斗)
緑地帯 海は見えぬが 命を守る
(母)(遠藤 愛)
復興を 祈った植樹 背丈越す
(子)(白河市立白河南中学校三年 菅原 美空)
花水木 未来へ向かって 伸びる夏
(母)(菅原 由香)
震災後 人の優しさ 教えられ
(子)(南相馬市立石神中学校二年 相良 和輝)
その思い いつか忘れず 恩返し
(母)(相良 智恵)
今は亡き じいじと歩いた 浜の道
(子)(南相馬市立石神中学校三年 柏原 凪沙)
八月の 涙は海の 味がする
(母)(柏原 裕子)
家々に 灯るあかりは 希望の灯
(子)(いわき市立中央台北中学校三年 新妻 瑞海)
不安な夜 君の笑顔が 道照らす
(父)(新妻 昌司)
大好きだ きおくに残る あの家が
(子)(宮城県白石市立白石第二小学校五年 青木 環奈)
あの日々を 笑顔で語れ ほっとした
(父)(青木 秀正)

「17字のペアはどっちだ」クイズに挑戦しよう!

抽選で「福島県産米 天のつぶ5kg」を10名様にプレゼント!

ぼくのゆめ
じいじがしてた しごとだよ

この句のペアは下記A・Bのどちらでしょうか。下記「プレゼント投稿フォーム」からご応募ください。 「メッセージ」欄に答えをご記入ください。 抽選で「福島県産米天のつぶ5kg」を10名様にプレゼントいたします。 尚、ご応募による個人情報は賞品の抽選・発送以外には使用せず、第三者に譲渡することはございません。

A) 懸命に 伝える姿に 笑みあふれ

B) 夢語る 息子の顔に 義父の影

プレゼント投稿フォーム
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